IT用語を理解すると、要望を具体化し、開発担当者とリスクや期限を話しやすくなります。システムの構成から運用まで50語を整理します。

システムの基本

  1. ハードウェア:コンピューターや端末など物理的な機器です。
  2. ソフトウェア:機器上で処理を実行するプログラムやデータです。
  3. OS:機器とアプリを管理する基本ソフトウェアです。
  4. アプリケーション:利用者の目的に応じた機能を提供するソフトウェアです。
  5. サーバー:他の機器やソフトへ機能・データを提供するものです。
  6. クライアント:サーバーの機能やデータを利用する側です。
  7. ネットワーク:機器同士を接続して通信する仕組みです。
  8. インターネット:世界規模で相互接続されたネットワークです。
  9. IPアドレス:ネットワーク上の通信先を識別する番号です。
  10. ドメイン:Webサイトなどの場所を人が扱いやすい名前で表したものです。

Webと開発

  1. Webサイト:ブラウザで閲覧する複数のWebページなどの集合です。
  2. ブラウザ:Webページを取得・表示・操作するソフトです。
  3. URL:Web上の資源の場所を示す文字列です。
  4. HTTP:Webでデータをやり取りするための通信規約です。
  5. HTTPS:HTTP通信を暗号化・認証する仕組みを組み合わせたものです。
  6. フロントエンド:利用者が直接見る画面側の仕組みです。
  7. バックエンド:データ処理、認証、業務ロジックなど画面の裏側です。
  8. API:ソフトウェア同士が機能やデータを利用する接点です。
  9. SDK:特定環境向けの開発を支援する道具一式です。
  10. ソースコード:プログラミング言語で書かれた処理の記述です。

データとクラウド

  1. データベース:データを整理して保存・検索・更新する仕組みです。
  2. SQL:リレーショナルデータベースを操作するための言語です。
  3. テーブル:データベースで行と列によりデータを格納する構造です。
  4. クラウド:ネットワーク経由で計算資源やソフトを利用する形態です。
  5. SaaS:完成したソフトウェアをサービスとして利用する形態です。
  6. PaaS:アプリの開発・実行基盤をサービスとして利用する形態です。
  7. IaaS:仮想マシン等のインフラ資源をサービスとして利用する形態です。
  8. ストレージ:ファイルやデータを保存する領域・サービスです。
  9. バックアップ:復旧に備えてデータの複製を保存することです。
  10. 同期:複数の場所のデータを同じ状態へ近づける処理です。

開発・テスト・運用

  1. 要件:システムが満たすべき機能や条件です。
  2. 仕様:要件を実現する具体的な動作や構造の定めです。
  3. バージョン:ソフトウェアやデータの更新状態を識別する番号等です。
  4. リポジトリ:ソースコードや変更履歴を管理する保管場所です。
  5. Git:ファイルの変更履歴を管理する分散型バージョン管理システムです。
  6. ビルド:ソースコード等から実行・配布可能な成果物を作る処理です。
  7. デプロイ:アプリや設定を利用可能な環境へ配置することです。
  8. テスト:期待する動作や品質を満たすか確認することです。
  9. バグ:期待と異なる動作を生むソフトウェア上の問題です。
  10. ログ:システムの処理やエラーを時系列に記録した情報です。

セキュリティと品質

  1. 認証:利用者やシステムが誰であるかを確認することです。
  2. 認可:認証済みの主体に操作権限を与えることです。
  3. 暗号化:権限のない者が内容を読みにくい形へ変換することです。
  4. 脆弱性:攻撃や事故に悪用され得る弱点です。
  5. 多要素認証:異なる種類の要素を組み合わせて本人確認する方式です。
  6. ファイアウォール:通信をルールに基づいて許可・遮断する仕組みです。
  7. 可用性:必要なときにシステムを利用できる性質です。
  8. 障害:システムが期待する機能を提供できない状態です。
  9. レイテンシ:要求から応答までなどに生じる遅延です。
  10. SLA:サービス品質の水準や責任を定める合意です。

非エンジニアが確認したいこと

要望を「使いやすく」だけでなく、対象者、操作、期待結果、例外、期限へ分解します。エラー時は発生時刻、操作手順、画面表示、端末、バージョンを記録すると調査しやすくなります。

まとめ

IT用語は技術者になるためではなく、目的・仕様・リスクを正確に共有するために役立ちます。自社システムの構成図と結び付けて覚えましょう。