IT用語を理解すると、要望を具体化し、開発担当者とリスクや期限を話しやすくなります。システムの構成から運用まで50語を整理します。
システムの基本
- ハードウェア:コンピューターや端末など物理的な機器です。
- ソフトウェア:機器上で処理を実行するプログラムやデータです。
- OS:機器とアプリを管理する基本ソフトウェアです。
- アプリケーション:利用者の目的に応じた機能を提供するソフトウェアです。
- サーバー:他の機器やソフトへ機能・データを提供するものです。
- クライアント:サーバーの機能やデータを利用する側です。
- ネットワーク:機器同士を接続して通信する仕組みです。
- インターネット:世界規模で相互接続されたネットワークです。
- IPアドレス:ネットワーク上の通信先を識別する番号です。
- ドメイン:Webサイトなどの場所を人が扱いやすい名前で表したものです。
Webと開発
- Webサイト:ブラウザで閲覧する複数のWebページなどの集合です。
- ブラウザ:Webページを取得・表示・操作するソフトです。
- URL:Web上の資源の場所を示す文字列です。
- HTTP:Webでデータをやり取りするための通信規約です。
- HTTPS:HTTP通信を暗号化・認証する仕組みを組み合わせたものです。
- フロントエンド:利用者が直接見る画面側の仕組みです。
- バックエンド:データ処理、認証、業務ロジックなど画面の裏側です。
- API:ソフトウェア同士が機能やデータを利用する接点です。
- SDK:特定環境向けの開発を支援する道具一式です。
- ソースコード:プログラミング言語で書かれた処理の記述です。
データとクラウド
- データベース:データを整理して保存・検索・更新する仕組みです。
- SQL:リレーショナルデータベースを操作するための言語です。
- テーブル:データベースで行と列によりデータを格納する構造です。
- クラウド:ネットワーク経由で計算資源やソフトを利用する形態です。
- SaaS:完成したソフトウェアをサービスとして利用する形態です。
- PaaS:アプリの開発・実行基盤をサービスとして利用する形態です。
- IaaS:仮想マシン等のインフラ資源をサービスとして利用する形態です。
- ストレージ:ファイルやデータを保存する領域・サービスです。
- バックアップ:復旧に備えてデータの複製を保存することです。
- 同期:複数の場所のデータを同じ状態へ近づける処理です。
開発・テスト・運用
- 要件:システムが満たすべき機能や条件です。
- 仕様:要件を実現する具体的な動作や構造の定めです。
- バージョン:ソフトウェアやデータの更新状態を識別する番号等です。
- リポジトリ:ソースコードや変更履歴を管理する保管場所です。
- Git:ファイルの変更履歴を管理する分散型バージョン管理システムです。
- ビルド:ソースコード等から実行・配布可能な成果物を作る処理です。
- デプロイ:アプリや設定を利用可能な環境へ配置することです。
- テスト:期待する動作や品質を満たすか確認することです。
- バグ:期待と異なる動作を生むソフトウェア上の問題です。
- ログ:システムの処理やエラーを時系列に記録した情報です。
セキュリティと品質
- 認証:利用者やシステムが誰であるかを確認することです。
- 認可:認証済みの主体に操作権限を与えることです。
- 暗号化:権限のない者が内容を読みにくい形へ変換することです。
- 脆弱性:攻撃や事故に悪用され得る弱点です。
- 多要素認証:異なる種類の要素を組み合わせて本人確認する方式です。
- ファイアウォール:通信をルールに基づいて許可・遮断する仕組みです。
- 可用性:必要なときにシステムを利用できる性質です。
- 障害:システムが期待する機能を提供できない状態です。
- レイテンシ:要求から応答までなどに生じる遅延です。
- SLA:サービス品質の水準や責任を定める合意です。
非エンジニアが確認したいこと
要望を「使いやすく」だけでなく、対象者、操作、期待結果、例外、期限へ分解します。エラー時は発生時刻、操作手順、画面表示、端末、バージョンを記録すると調査しやすくなります。
まとめ
IT用語は技術者になるためではなく、目的・仕様・リスクを正確に共有するために役立ちます。自社システムの構成図と結び付けて覚えましょう。